2022年12月8日木曜日

令和4年12月8日(木) 4年生、獅子踊りの学習!!上・下鍛冶屋地区、坂町地区

 4年生の社会科「伝統と文化」の学習で、上・下鍛冶屋地区と坂町地区の獅子踊りを実施されている皆様においでいただきました。始めに、上・下鍛冶屋の皆様から説明をいただきました。次に、坂町の皆様から説明をいただきました。なぜ、上・下鍛冶屋地区が最初に説明したかについては、「上・下鍛冶屋地区に伝わったのが古く、坂町はそこから教えていただいた」ので、礼を尽くしておられるのだそうです。説明では、福島県の踊りが、米沢を通って坂町に伝えられたということです。(確かに村上市の一部は、米沢藩だったことがあります)
 ビデオで踊っている様子を見せていただきました。3匹の獅子に入っている人は、ほとんど前が見えないのだそうです。でも、息がぴったりと合っていました。踊りが素晴らしいのはもちろんですが、笛や太鼓の音楽もとっても素敵でした。胸躍る音色でした。
 踊りの演目や獅子の大きさなどについて説明していただきました。上・下鍛冶屋のお獅子は、祭り以外は門外不出なので、見れませんでしたが、幕(顔や体を隠す布)などを見せていただきました。坂町のお獅子は見ることができました。(坂町の獅子は、かつてロシアの街に出かけて踊ったこともあるそうです。)紐で、顔にきつくきつく縛り付けていました。そうしないと、踊っている時にズレてしまうためです。(祭りが終わると、頭と幕が離されて、獅子は眠りにつくのだそうです。そのことを「幕切り」というのだそうです。物事の終わりが「幕切れ」というのは、芝居の幕が下りるからですが、幕は下りますが切れません。もしかしたら、幕切れの本来の意味は、獅子の幕なのかもしれませんね・・・)
 子どもたちもかぶらせてもらいました。私もかぶってみたかったけど、希望者がたくさんいたので諦めました。(私が生まれ育った村にも獅子舞がありましたが、私は次男坊なので練習に参加することができず、いつも窓の外から恨めしそうに眺めていました。)獅子の他にも荒川地区に伝わる芸能文化があると聞いています。子どもたちが大人になっても、ずっと残っていくことを期待しています。伝統を引き継ぐ素敵な大人になってほしいと思いながら、説明を聞かせていただきました。ふたつの地区の皆様方、大変貴重なお話を、ありがとうございました。