2022年12月15日木曜日

令和4年12月15日(木) 原子爆弾の恐ろしさ!!6年生平和学習

 本日、細工町にお住まいの本間文紀子様においでいただいて、原子爆弾に被爆した時のお話を伺いました。本間様は、小学校4年生の8月6日に広島で被爆されたそうです。本来8月6日は夏休みのはずですが、戦争中で、みんなが頑張っているのだから、小学生も夏休みを返上して勉強をしていたそうです。その日の朝は、雲一つない青空だったそうです。真っ青な空に、飛行機雲が見えたそうです。教室に入って荷物を机に入れていたら、辺り一面夕焼けのように真っ赤になったそうです。それはそれは、見たこともないくらい美しかったと話されておられました。次の瞬間、すごい音と爆風が吹いて意識を失ったそうです。先生に促されて、防空壕に逃げて、その後、家に帰ることになったそうです。体中の肉が剥がれ落ちた人や、裸になった人が、「水をくれ」と叫びながら逃げていたそうです。また、戦時中の食糧難(食べるものがなくて、新聞紙を食べている子どももいたそうです。)などについてもお話しいただきました。

 6年生の子どもたちには、「平和はとても大切です。世界中の国々が仲良くしてほしい。今こうして、みんなが勉強できることや、食べたいものが食べられる幸せを感謝してほしい。いつまでも平和な世界が続くことを願っている」と、お話しいただきました。私は、教師生活37年ですが、被爆した方のお話を直接お聞きするのは初めてでした。6年生は、素晴らしい体験ができたと思いました。(広島の原爆記念館に行った時、折れ曲がった三輪車がありました。自分の子どもが三輪車で遊んでいて、一瞬のうちに命を失ったことを思うと涙が流れました。)本間様、貴重なお話をありがとうございました。                                

 図書館の廊下には、一足早くクリスマスが来ました!!